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洪水や増水で​水位が上がり、水が建物内まで進入・・・何か対策はありますか?

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水が漬かない高さ(ハイウォーターライン)まで地盤と建物を上げられます。

 近年台風や集中防雨により河川の氾濫や建物浸水する事が頻繁に発生しています。100年に一度と言われた水害が2~3年で繰り返しており自然の怖さを痛感しております。このような状況に打開策はあるのでしょうか?

 

 曳家技術によって建物を水が来ない高さまで持ち上げる事で増水に対応することが出来ます。

 床下浸水が多発する場所であれば50cm嵩上げすれば建物は浸水しません。弊社が施工した水害地域では2階まで水が漬いた物件が何件か有ります。たとえ嵩上げ高さが高くても地盤嵩上げと擁壁工事を行いながら3m近く建物を持ち上げております。

 また基礎ごと建物を持ち上げる技術のある弊社では充填式嵩上げ工法『バルクアップ工法』が新技術としてNETIS登録され、国の推奨工法となっています。

 

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『出来る業者』『出来ない業者』
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 嵩上げ工事に関しては専門とする業者も少ないため設計や住民説明資料など無償でお手伝いさせて頂いてます。その協議の質疑で「他社に聞いたのだが基礎ごと建物上げる事は出来ないと言われた」とありました。

 すぐさま資料写真をまとめてその質疑に応えましたが、ベタ基礎はもとより有筋布基礎でも施工可能です。 その他社様はおそらく道具や資材が揃っていない、又は施行経験が無いかのどちらかでしょう。

 建物は基礎ごと持ち上げた方が痛みは少なくなりますので『基礎ごと移動・嵩上げ』を推奨しています。 出来ない業者の方は申し訳ないですが間違った知識や情報の拡散を控えて頂きたいと常々思っております。


 

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曳家業者と土木業者の協力作業

 5~60cmまでの嵩上げであれば『バルクアップ工法』施行で施工可能ですが、1m~2mとなると擁壁工事も影響しますので緻密な計画の上で曳家業者と土木業者が嵩上げを行います。

 敷地が狭いなどを理由に建物が移動できない場合、建物を真上に嵩上げした状態で土木工事(盛土)を行います。

 建物の下で施行するために重機の使用制限も有ります。盛土が強度不足だと後に建物が沈む原因となるため、改良材を混ぜるなり高いスキルが必要になります。 盛土前の地盤が軟弱な場合は盛土重量で沈下する可能性もあるため、ダブルロック工法など薬液注入工法で地盤強化をする場合も有ります。

 ※再沈下対策として地盤改良をすると曳家工事であっても沈下10年補償に入れます(ただし施工能力が認められた会社だけです)​

水害地域での嵩上げ工事の写真

 水害対策の嵩上げ参考写真を掲載します。実際に国に提出した水害対策資料の一部です。ベタ基礎や布基礎でも施工が可能な旨、また土台上げの方法や嵩上げ建物下での基礎作成方法などです。抜粋ですので写真の連続性は有りません。

 具体的に嵩上げを検討をしている方、水害地域の嵩上げ対象の方には詳しい資料を送らせて頂きます。お問い合わせから資料希望とお申し出下さい。

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