​見積り方法

曳家の見積り方法は?

 見積りは曳家工事が可能かの判断から始めます。

間取りや写真や資料、移動経路を確認したうえで依頼された曳家条件で工事が可能と判断した場合に積算業務に入ります。

 

 曳家工事の移動条件に関する資料を頂き、又は現地確認し組付け数量・人工・使用機械を積み上げて見積りを作ります。

依頼者・元請様と見積り内訳について協議を行い、各項目のする・しないを決定し、最終見積りになります。

 見積り段階で建築基準法などは考慮していません。お客様が見積りを確認の上、施行する事を望まれた場合に法的な問題をクリアできるか設計事務所など相談し対応を模索します。(法的な手続きは別途となりますので、この段階で設計費用が発生する場合があります)

 

見積りに必要なものは?

 工事内容によって必要な資料が異なります。

工事の住所、工事概要は見積り時点で必ずお聞きします。GoogleMap等で道の幅や周囲を確認します。

(場所が不明では見積りが出来ません)

建物構造は図面で確認するのですが必要な資料として

 

①建物の平面図・配置図

 建物の大きさや形によって組付け材料が変わります。ローラーの位置、組付けの補強など平面図から判断します。

 建物配置を確認して資材搬入方法の検討をします。狭い場合は近くに資材置場が必要、また小運搬が必要な場合は見積りに反映させます。

 どのように動かすのか最終位置の記入も必要です。

②外観写真・内部写真

 建物に付属する給湯機・室外機の有無、付属のデッキや上屋の有無、玄関ポーチの納まり、周囲との距離など確認内容は多岐にわたります。現地確認が出来ない場合は写真で判断します。

 内部写真は浴室やトイレ・玄関などの納まり、床が撤去可能か判断します。

③矩計図・基礎形状が判るもの

​ 床下で組付け可能か?及び建物の土合の有無により組付け方法検討に必要となります。

 RC造や鉄骨造、木造基礎ごとの曳家は基礎厚と立上がり箇所により建物重さ・ジャッキ数や位置を計画します。基礎ごと曳家の場合は必要です。

④地盤調査・杭図面(RC造・鉄骨造)

 鉄骨造基礎ごと移動、及びRC造は重量があるため現在の地盤~移動先までの地盤調査が必要です。特にRC像は移動先まで総掘りし、耐圧を取るためコンクリート土間を移動先まで打つ事があります。

 現在の地盤状況、杭や改良の状況を把握できないと土工事がまったく積算出来ません。

 杭が有る場合は建物を支持した状態で杭を解体し縁を切ります。その作業想定が出来ません。 

資料がない物件はどうすれば?

 昔の家や購入された中古物件などは確認申請書や図面が無い場合が多く、図面を用意する事が出来ません。

 上記の必要資料の数が減るだけで見積り精度が落ちるのですが、まったく無い場合は本来は見積りのための事前調査が必要になり、調査段階で費用が発生してしまします。

 そんな場合はフリーハンドで間取りを書いて頂くだけで建物平面を想定できます。最近ではスマホで図面と外観を撮影して送って頂くことも多くなりました。

 見積りまでは費用を掛けたくないと思われる方がほとんどです。そのため最低限手書きの間取り、写真はお願いしています。

 

 資料がある方がより正確な見積りとなります。資料が少ないと不利な条件での積算となり、実際の曳家工事費と大きな差が出ます。

 面積だけで見積り金額を聞かれても答えようがありません。 坪単価で出している訳ではなく条件が違う1件づつ積算作業をおこなっています。

 

居住したままの移動

 嵩上げ工事や少しの移動工事であれば施主様が家に居ながらの施行もあります。工事の進め方によってはライフラインに影響が出てご迷惑おかけする場合もあります。

 出来る限り工事期間中は近くに宿泊を取るなど推奨していますが、荷物の移動やご家族が多いと費用の面で住まれながらの施行希望がほとんどです。

・仮設トイレ、仮設ユニット風呂(構造による)

・給湯ユニットの移動・ガス管 

・下水マスへの仮接続

・玄関ポーチの登り降りの階段・スロープ

・玄関サッシ取り外す場合は防犯養生

・内部床の防犯養生

・電気引込線の延長

他に色々と条件により仮設養生工事がありますが、曳家工事費は仮設費用が多くなるほど高くなります。

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