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曳家の研究
こんな事が出来ます

ご依頼者が曳家工事で出来る事を知らないと曳家は選択肢に入りません。
曳家工事は建築関係者でも一生のうちに一回あるかどうかの数少ない工事です。(私は施工件数が多すぎて麻痺していますが) 工務店様や建築設計事務所の先生からも事前に何が出来るのかの説明依頼が多く来ます。それくらい機会が少ない珍しい工事ですので”知ってもらう”事をしないと曳家工事で出来ることすら知らないまま最悪”解体”の選択肢を出されてしまいます。
私は自然災害による河川の水害などの嵩上げ対策など公共の依頼もあり、無償で説明や見積協力させて頂いてます。その際にこんなことが出来ますよと絵を添付して説明を行っています。写真では伝わらない移動や回転などイメージが湧くかと思います。実績を見せるためには写真が良いのですが説明となると絵の方がより理解してもらえます。

曳家工事が出来ない建物も有ります。
中にはどうしても施工が難しい物件があります。今にも倒れそうな建物であれば「無理だろ・・」と判断付くのですが、建物は綺麗でも施工条件などにより新築並みに費用が掛かる場合も有ります。実際の水害地でハイウォーターラインまで嵩上げする設計の際に説明をするために書いた絵です。被害のあった集落を順番に施工可能か判断しながら現調し、施工が難しい物件の理由を被害者の方に説明するための資料でもあります。
よく質問される基礎の納まり
基礎の嵩上げをするにあたり躯体を持ち上げます。土台の有無で柱縛りなのか土台上げなのか変わってきますが、その基礎を嵩上げする際のイメージが判らないと言われます。セイロ養生がどの位置でどんな状態なのか?基礎を作る方は知らないと「出来るの?」と不安だと思います。下記の様に絵がある事でイメージが湧き、施行計画が立てられるようになります。基礎形状の違いや増し打ちによる補強など、施工したい内容を伝えて頂ければ出来る限りの組付図を描くように心掛けています。

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