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何が出来る?

建物の移動・回転

 曳家工事は建物の移動を言います。

障害が無ければ移動は可能です。許可が出れば道路を横断する事も出来ます。

 移動先が遠方である場合は費用対効果、安全対策の観点から移築になる事もあります。

 回転も移動の一種です。建物の向きを変える、障害物を避けるなど多用します。

・道路拡張により建物を移動

・土地の活用、配置の変更

・基礎を造り替えるため建物移動、曳戻し

・改修工事に伴う建物の移動や回転

などに必要とされる工事です。

 移動と回転を行いながら最小限の移動距離で目的の場所に建物を据付けます。

 建物以外にも山門や鐘楼堂、重量物、工場機械の移動など不安定でないものは曳家可能です。

​ 問合せのほとんどは移動工事です。

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嵩上げ(建物の上げ・下げ)

 建物をの高さを必要な高さに上げ、下げします。移動工事で移動先との地盤高さが変わる場合は建物を上げ下げして移動します。

・基礎の作り直し(移動場所が無ければ上に上げる)

・水がつくための嵩上げ

・大規模の盛土工事のため嵩上げ

・構造物、車庫など作成(増築)

 基礎ごとの嵩上げは50cm以下の場合、盛土をするより空隙充填材を充填する事で費用、工期を抑えるバルクアップ工法が可能です。(条件による)


 

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​家起こし・歪み修正

  社寺、石場建て古民家の中には沈下だけでは無く、柔構造ゆえ変形しているものも少なくありません。
こうした症状の修復には「家起こし」(軸組補正工事)が必要となります。
そしてこのような場合は地盤だけでなく上部構造の荷重バランスに起因もあります。
それゆえ、今後、変形を起こさないように柔構造を剛構造に造り替えます。
施工にあたりご依頼いただければ専門の大工を帯同して、壁を固めるまでの施工も対応できます。

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改修工事・沈下修正

  曳家工事に伴う補修工事が必ず発生します。曳家と増築を組み合わせる改修、開口部の位置変更など物件毎に改修内容が変わります。

 改修工事は曳家工事が可能と判断したのち施行図面を作ります。図面なしで見積りは出来ないため総額を聞かれても答えられません。

 古民家再生、お寺本堂や鐘楼堂など建物を改修する上で建物を浮かす必要が有る場合は曳家工事と同じ組付けを行い施行出来る状態にします。

 ・土台の作り直し

 ・柱の根継、建物浮かし

 ・建物の沈下修正、柱の沈下修正

 

 色々な場面で必要とされます。沈下修正については別のHPで詳しく説明します。 

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​曳家工事に伴う基礎工事

  曳家工事を行うとほぼ必要になるのが基礎工事です。建物が移動先と重ならない場合は基礎屋さんにお願いするのが良いですが、建物が重なる場合や嵩上げなど建物が上部にある場合の基礎は段取りが違います。

 水害対策などで嵩上げをする場合、地盤1m盛土など特殊な土木工事になります。盛土を進めるにつれ重機が入らなくなる場合も鋳型を組み替えて建物を上げる作業を行います。

 また柱上げた後の増し打ちなど曳家工事の中で基礎工事は切り離せない作業になっております。

 お寺や鐘楼堂、古民家など柱上げの場合は礎石や基盤をレベル修正して据付ます。石工事ですが曳家工事の中で行ってしまうことが多いです。

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